ntpdと仮想IP(IPエイリアス、サブインターフェース)の組み合わせ(2) / ODE(Open Dynamics Engine)を使ってみた(1)

投稿日: 2009年11月11日 更新日: 2017年07月22日

ntpdと仮想IP(IPエイリアス、サブインターフェース)の組み合わせ(2)

下記記事の続き。前回の記事の設定では上位サーバとの同期ができなくなる可能性が高い。

http://www.mylab.jp/diary/20091028.html#p01

解決策を先に示す。

  • ntpdの起動オプションの-Iオプションは推奨されないため使用しない。
  • ntp.confに「interface listen all」の行を追加。(/etc/ntp.conf)

理由としては、-Iオプションでは複数インターフェースでListenさせることができないため。 ワイルドカードを使えばいいのかもしれないが、そもそもドキュメントにも「このオプションは推奨されない。ntp.confのinterfaceを使うほうがよい」と記述されている。

複数インターフェースでListenできないと何が問題かというと、仮に「eth0:1」でのみNTP通信を受け付けるとすると、クライアントからの通信は可能だが、上位サーバとの通信は「eth0」で行われるため同期に失敗する。

原因調査の方法を記しておく。

  • 「ntpq -p」で確認したところ上位サーバとの同期が取れていない。
  • 「tcpdump -l -s 1600 -x port 123」でパケットキャプチャしながら「ntptrace 上位NTPサーバ」したところ、通信自体はeth0で行われていることを確認。
  • 「ntpd -I eth0:1」となっていたため、eth0でNTP通信を受け付けていないことに気づく。
  • 「ntpd -I eth0 -I eth0:1」として起動したが、「/var/log/messages」で起動ログを確認したら「eth0:1」(後に指定したインターフェース)しか有効になっていないことがわかった。
  • ntpdの最新ドキュメントを確認したところ、「-I」オプションが推奨されず、また、lo以外の複数インターフェースでの受付に対応していないことがわかる。代わりにntp.confのinterfaceを使うべきと書いてある。

ODE(Open Dynamics Engine)を使ってみた(1)

オープンソースの物理エンジンライブラリのODEを使ってみる。

まずは環境作り。OpenGLのライブラリであるGLUTライブラリを入れる。

# yum install freeglut-devel

最新のODEのソースコードをダウンロードして、コンパイルして、インストール。

# wget http://downloads.sourceforge.net/project/opende/ODE/0.11.1/ode-0.11.1.tar.gz?use_mirror=jaist
# tar xvfz ode-0.11.1.tar.gz
# cd ode-0.11.1
# ./configure
# make
# make install

デモを起動してみる。

# cd ode/demo/
# ./demo_buggy

動いた!簡単!

TeraTermから接続して、「SSH転送」を使ってWindowsのXクライアント(Xming)に描画している。

名前:宮内 はじめ

Code for Nagoya名誉代表

E2D3名古屋支部長

プログラマーです。GISやデータビズが好きです。このサイトは宮内の個人的なメモです。

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